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双成籠絡

今回の品も蔵出し品という名の賑やかしです(苦笑)。
以前に参加したフタナリ企画モノ用に書いてて没し方の品です。

いつものノリで「プライド高い少女の歪んだ愛情」「貞操帯による射精管理」を書いてみたらというアプローチでしたが、テンポよくまとまらなかったので蔵入りしました。

脳内で組んだプロットと設定をメモする流れで、その時に組み込みたかった雰囲気なども残すように冒頭を書いてます。
メモだけだと、あとで読み直してもチンプンカンプンなことが多くて……それで火が点けば筆を進めるのですが……我ながら効率悪いですね(苦笑)。
でも、まずは筆を止めないのを最優先にしていろいろ書いてます。
そんな訳で書かないではなく、書けない理由があって、お出ししているのがその時になんとか出せる品とご了承下さいませ(汗)。

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『双成籠絡(ふたなりろうらく)』

【1】

 深紅の絨毯のひき詰められた広々とした室内、そこは鳳星学院の運営を司る執行部本部にある生徒会長執務室。
 壁一面を使用した大きな窓からは学院の広大な敷地内が見渡せる。その窓の前に置かれたオーク材の執務机に、生徒会長である猩々緋 令華(ほうじょうひ れいか)の姿があった。
 女性にしては長身でスラリとしたモデル体形、美しい艶に彩られた長い黒髪と切れ長の瞳が印象的な美少女だ。背後から差し込む夕陽を浴びて、その怜悧な美貌は神々しくすら見えた。
 報告書のファイルに目を通していた令華は、入り口の向こうで騒ぎが起こっているのに気が付く。徐々に近づいてくる靴音の荒々しさから、その原因となった人物の様子が容易に想像できた。
 クスリと意地の悪い笑みを浮かべると、ファイルを閉じてデスクの上に置いた。
 それと同時に執務室の扉が荒々しく開け放たれ、生徒会役員たちの制止を振り切った、ひとりの少女が姿を現した。
 小柄な身体に鳳星女学園の制服である濃紺のブレザーをまとい、身に着けているリボンの色から一年生だとわかる。
 腰までありそうな長髪をポニーテルにまとめ、キッと令華を睨みつけるア-モンド型の目には意思の強そうな光を宿している。吊り上がりぎみの柳眉が、少女の勝気そうな印象をより強めていた。
 芸術的な美しさを感じさせる令華とは対照的な、野性的な美しさを感じさせる美少女である。

「入室の際は、ノックをするのが礼儀ですわよ、鐵 火憐(くろがね かれん)さん」
「あぁ、そうね。次から気を付けるわよ。それより、アタシが何しに来たかわかってるわよねぇ」

 火憐と呼ばれた少女は怒り心頭といった様子で。執務机の前までくると令華を見下ろす。

「さぁ、なんのことかしら」
「このぉッ」

 火憐と呼ばれた少女は、トボけてみせる令華に激昂する。バンと激しい音を立てて執務机に手をつく。
 慌てて止めに入ろうとする生徒会役員たちを令華は手で静止すると、しばらく席を外すように指示をだした。
 心配そうにする全員が部屋を出ていくのを確認すると、ようやく令華は口をひらいた。

「冗談よ、橘 響(たちばな ひびき)さんの件でよいかしら?」
「響が連れていかれたのは、やっぱり貴女の差し金なのね」

 幼馴染で親友である響が授業中に生徒会に呼び出されたまま帰ってこないとクラスメートに教えられ、すぐさま怒鳴りこんできた火憐であった。

「アタシに負けたのがそんなに気に入らないの? 響になにかしたら許さないんだからッ!!」

 火憐の啖呵に令華の眉がピクリと反応する。だがそれも一瞬で、口元には再び冷笑が浮かぶ。

「ちょっと調べものに協力して頂いてるだけよ」

 怒りで肩を震わせて今にも殴り掛からんばかりの火憐と余裕の笑みを浮かべる令華。
 ふたりの少女の確執は3カ月前――鐵 火憐がこの鳳星女学園へと転校してきた時から始まっていた。



 鳳星学園は、戦後の混乱期に裸一貫から製造業を始め、今では赤ちゃんのオムツから軍艦まで扱う巨大企業体、猩々緋グループを作り上げた人物が創設した学園だ。
 猩々緋グループからの多大な支援によって設備は充実しており、街から離れた郊外に広大な敷地を擁している。最新最高の教育と静かな環境で学園生活を過ごせるのもあり裕福層の女子が多いのが特徴だ。
 また、帝王学を学んだ将来の創業者を育成するという設立当初からの方針により、学内の運営の大半を生徒たち主導で行われていた。結果、それを統括する生徒会は強い権力を持っていた。
 そんな学園に、二学期も始まった9月下旬にふたりの女生徒、火憐と響が高等部へと転校してきたのだ。
 裕福層の生徒が多い学園といはいえ、それでもガラの悪い生徒はいる。そんな連中と、勝気な火憐はすぐにトラブルを起こしていた。
 その大半が気の弱い響を守ろうとしての行為であったのだが、すぐに手を出してしまう火憐にも問題がある。次第にエスカレートしていった嫌がらせを、持ち前の空手で強引にねじ伏せていったのだ。
 響の祖父が開く道場は実戦的な空手を教えることで県下で有名で、多くの警察や軍関係者が子弟として通っているほどであった。
 そこで火憐は幼少の頃から鍛えられてきたというのだから、その実力も伺える。
 だが、ことが大事になってくると流石に生徒会も動き出した。騒動の鎮圧に風紀委員を引き連れて現れた令華であったが、ちょっとした行き違いにより火憐と対峙することとなってしまった。
 学業だけでなくスポーツ、武道でも負けを知らぬ令華であった。だが、観衆の目の前でアッサリと火憐に負けてしまったのだった。

――それから令華様は変わられてしまった……

 令華の腹心である生徒会役員たちはそう感じていた。
 猩々緋の血族として幼少の頃より人より優秀であることを求められ続けた。それに常に応えてきた令華にとって、同性で年下の火憐に負けた事は受け入れがたい事であった。
 それでも負けた事実は変わらず、受け入れようと努力していた。だが、偶然目にした火憐に関する個人資料をみてしまい、それも出来なくなってしまった。
 それ以来、一般生徒に見せる優しい笑みの下で、ドロドロとした昏い感情が渦巻き、次第に大きくなっていたのだった。



 睨み合い、火花を散らすふたりの少女。先に目を外したのは令華であった。

「ふッ、ちょうど良かったわ。ちょっと見てもらいたいものがあるの」
「はぁ、なによ?」

 無造作に火憐の手元に置かれた茶色い封筒、その中身は数枚の写真であった。

「昨日、私の元に届いたものよ。なかなか興味深いものが写っているわ」
「なにを一体……えッ、これって……」

 写真に映っているのは火憐の姿だった。寮の私室を盗撮したものらしく、ちょうど部屋に設えられたシャワーを使用するところだった。
 制服を脱いで、あられもない下着姿になる火憐がシャワー室に入り、濡れた身体で出てくるまでの様子が写っている。

「こ、これを誰がッ!?」
「問題はそこではないわ。ほら、この写真なんてシッカリ写ってるわよね、とても不思議なものがね」

 令華の細く綺麗な指が、一枚の写真を指差す。その写真には裸で姿見の前に立つ姿を捉えていた。
 鏡に映るその股間には、あるはずのないものが写っていた。慎ましい柔毛の下でダラリと垂れ下がる器官だ。

「これって、男性器よね?」

 そう、胸の膨らみや括れた腰など早熟な女性らしい丸みを帯びた身体つきの火憐。その股間には本来はありえない男根が存在していたのだ。
 その異物感はすさまじく、彼女が可憐な美少女なのがそれを増している。
 問われた火憐は写真を見下ろしたまま動かない。先程までの強気の様子は消え去り、顔からは血の気がひいていた。
 その様子に乾いた笑みを浮かべた令華は、椅子から立ち上がるとゆっくりと背後へと歩んでいく。



【2】

「これって嫌がらせの合成写真かしらね?」
「うぅ……それは……」

 耳元で囁きかけられた言葉に、火憐の肩がビクリッと震える。
 肩に置かれた令華の細い指が、火憐の身体を服の上からなぞりはじめる。指先は意外に豊かな胸の膨らみを伝い、鍛えられて引き締まった腹筋を降りていく。

「もぅ、黙っていたらわかりませんわよ」
「う……や……やめ……ひぐぅッ」
 
 身体を這う指先に美貌を歪ませるものの、その声は弱々しい。振りほどくこともできずにいると、突然、令華の手が火憐の股間をムンズと掴んだ。
 手のひらが、フニャっとした異物の存在を知らせる。

「あら、これは何かしらね?」
「あぁ……くぅ……は、離して……」

 意地の悪い笑みを浮かべた令華の指先が、その異物をいじり始めると、すぐに硬く熱を帯びていった。

「あぁ、ダメぇ」

 令華の腕の中でビクビクと身体を震わせる火憐。令華の手を止めようと押さえるも、その動きは弱々しい。赤らめた顔には、切なげな表情が浮かぶ。
 普段の勝気な彼女からは想像できない様子に、令華はゾクゾクっと快感を覚えてしまっていた。

「ふふふ、何がダメなのかしら? 私が触っているのが何か……教えて下さらない?」

 次第に激しくなる指の動きに合わせて、火憐の腰がガクガクと震えてしまう。

「あぁ……いやッ、ダメぇぇ……」
「もぅ、なら、じかに調べさせてもらいますわね」

 令華の指がミニスカートの中へと潜り込み、ショーツの中の肉棒を握りしめる。
 すっかり硬く勃起したそれは、熱く火傷しそうなぐらいだった。
 すでにトロトロと粘つく液体を溢れだしている先端を責め立て、 器用に皮を剥くと亀頭を完全に露出させていく。

「そ、そんな……ひぃぃッ、ダメぇぇッ」

 亀頭のエラを指でなぞられた途端、火憐の腰が跳ねた。
 その途端、呆気ないほど果てた。腰をガクガクと震わせてながら、令華の握りしめた肉棒がビュッビュッと白濁の液を吐き出し続ける。
 その量は凄まじく、令華の手のひらを粘液まみれにしていく。
 それでも令華の指は止まらず、さらに責め立て続ける。

「ま、また……い、いっちゃうぅッ」

 令華の指で剥き出された亀頭を刺激されると、あっけないほど射精させられてしまう。令華の手腕が優れているのではなく、耐性がないようであった。
 激しい射精感と虚脱感に、頭がクラクラして身体からは力が抜けていく。
 ついには立っていることも辛くなり、絨毯の上に膝をついてしまう。
 それでも令華の責めは続いた。
 肉棒を握られたまま四つん這いの無様なポーズを取ってしまう。ガクガクと四肢を震わせながら、焦点の合わない目で背後の令華を仰ぎ見る。

「も、もう……ゆ、許してぇ」
「なら、私が握っているのが何なのか教えてくださるかしら?」

 細い指が絡みつく肉棒は、萎えるどころかビクビクと脈打ち更に硬さを増していた。
 朦朧としてきた意識の中で、ついに火憐はその名を口にする。

「オ、オチンチンです……あぁ、言ったから……うぅン……も、もう擦らないでぇ」
「そう、やっと認めたらわね。こんなの生やしてる貴女は男なのかしら? もし男子が女生徒と偽って更衣室やトイレに紛れ込んでいるのなら、それは許しがたいことですわよね」
「ち、違っ……アタシたちは女……くぅぅン」
「ふふふ、こうしてオチンチン握られて射精しておいて、それを信じろというの?」
「うぅ……そ、それは……」

 肉茎をしごかれると、堪えきれずに喘ぎ声を漏らしてしまう。
 度重なる射精でショーツの中は大量の体液でビッショリと濡れ、室内には精液の独特な香りが充満していた。

「それじゃ、試してあげましょうかしら。そうねぇ、10日間、私の実験に付き合って下さらない?」
「あぁン……な、なにをさせる……はぁはぁ、つもりなの」
「ふふふ、このオチンチンがどういうものなのか興味が沸いてきたの、いろいろ悪戯させてもらおうかしら」
「な……なんで、アタシがそんな事を……くぅぅン」
「ふふふ、だってぇ、女ならオチンチンで気持ちよくなりたいなんて、思わないでしょう?」
「そ、そんなの……あぁン、うぅ、ま、また……」

 耳に熱い吐息を吹きかけられて火憐がゾクゾクッと身体を震わせる。
 その間にも令華の指は動きを止めず、腰の動きを止められなかった。

「貴女が一度も根を上げなければ女として認めてあげるわ。ただし、ダメだった場合は私の好きなように処分させてもらうわよ。どうかしら?」
「うぅ、わ、わかったから……わかったから、て、手を止めてぇ」

 亀頭の先端を指でなぞられ、腕からも力が抜けてしまう。
 お尻を突き出す無様の姿のまま、火憐は涙ながら懇願する。

「あらあら、それはお願いする態度ではありませんわね、鐵 火憐さん」
「ぐぅぅ、ご、ごめんなさい。あぁン、お、お願いですから……はぁ、はぁ、て、手を離してください」
「ふふふ、よく言えました」

 ようやく男根から手を離された火憐は、力尽きたようにガクリと絨毯の上に突っ伏す。 気が付けば、陽がすっかり沈んでいた。
 令華は静まり返った室内で、倒れこんだまま気を失った火憐をひとり見下ろす。

「その調子で最後までお願いしますね、火憐さん」

 滴るほど手を濡れ汚した精液を舐めとると、令華は普段通りの笑みをニッコリと浮かべるのだった。



【3】

 翌朝、授業を受けるために教室へと向かう令華を、不機嫌な様子の火憐が待ち構えていた。
 制服であるブレザー姿であるのだが、今日に限ってはミニスカートの下にジャージのズボンを履いていた。

「あら、おはようございます、火憐さん。なにか御用かしら?」
「このぉ、わかっている癖に……」

 ニッコリと微笑む令華を睨み付ける火憐。
 漂い始めた 不穏な空気に、周囲にいる令華のクラスメイトたちが固唾を飲んで見つめる。

「ちょっと、こっちに来てッ」

 上品な笑みを浮かべ続ける令華にイラつくながら、その腕を掴んで強引に場を離れた。
 人気のない資料室に入り込むと、入り口の鍵を閉める。

「もぅ、相変わらず強引ね」
「そんな事より、これは何なのよッ」

 学園指定のチェックのミニスカートを捲し上げて、その下をズボンをずり下げる。
 そこに現れたのは素肌の上に履かされた黒革製のパンツだった。
 金属で補強された頑丈そうな品で、南京錠でしっかりロックまでされている。そして、その股間部からはプラスチックの筒状が生えてるのだった。

「あら、よくお似合いね」
「ふざけないでッ、なんなのよこれはッ」

 昨夜、気を失った火憐が目覚めると、いたのは寮にある私室のベッドの上だった。
 精液で濡れ汚れたはずの下半身は清められ、ショーツの代わりに履かされていたのが、この黒革製のパンツだったのだ。
 なんとか脱ごうと努力したのだろう。目の下にはうっすらと隈がみえる。
 その光景を想像して令華はクスリと笑った。

「ふふふ、勝手に触れないようにする貞操帯みたいなものかしら。従兄弟でそういうのが好きな変態がいるので、ちょっとお願いしたら作ってくれたの」

 いかに作るのに苦労したか語ってみせようとする令華。
 苛立ちを隠せない火憐は、それを遮った。

「いいから鍵を出しなさいよッ」
「あら残念ね、鍵は今は持ってないわよ。それにねぇ、私の実験に付き合ってくださる約束でしたわよね」
「あ、あれは……」
「それとも、もう根を上げたというのかしら?」

 否定の意思を示そうとした火憐だが、笑顔を浮かべる令華の目が冷たく笑っていないことに気が付く。つい言葉を飲み込み、視線を外してしまう。

「くッ、わ、わかったわよッ」
「ふふふ、素直なお利口さんは好きよ。あぁ、ズボンは脱いで、普段通りに授業は受けてね。それでは、放課後にお会いしましょう」

 満足そうに頷くと、令華はひとり資料室を後にする。
 その背後では、何かを蹴り飛ばして八つ当たりする音がしていた。







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隷嬢改変

更新ができなかったので、久々に試し書きを掲載します。

単純に拘束していく描写を書きたかった品なのですが、2話まで書いたものの短くまとまらなさそうなのでお蔵入り予定です(苦笑)。

文章チェックなどできていない品ので、誤字脱字はご了承くださいませ。

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『隷嬢改変』

 近代的デザインの豪華な邸宅。その広々としたリビングのソファに、そのふたりは座っていた。

「ふーん、それでその赤木先生とこの悟くんって子は、上手くお継母さんをモノにできたの?」
「うん、灰原先生の話だと毎日楽くやってるそうだよ。機会をみて、僕たちに紹介してくれるってさ」
「それは楽しみね。先輩として私たちも負けないようの頑張らないとね」

 ソファに並び座り、顔を見合わせてクスクスと無邪気に笑いあうのは少年と少女。
 まるで合わせ鏡のように似たふたりは、加賀見 紅羽(かがみ くれは)と蒼馬(そうま)の姉弟だった。
 ボーイッシュな雰囲気な姉と女性的な柔らかさを感じさせる弟、それぞれ異性の魅力をあわせもつ中性的なふたりは、まだ子供でありながらも時折、大人でもドキリとさせられてしまう蠱惑の色気を漂わせる。
 それは産まれてすぐに捨てられた姉弟に、唯一与えられた能力だった。孤児院から里親へと引き取られる時も離ればなれにならずにすみ、裕福な家庭に潜り込めたのも、そのお陰だとふたりは認識していた。

「ねぇ、蒼馬、愛してる」
「うん、僕もだよ、紅羽」

 ふたりは手を寄せて指を絡め合わせると、熱いキスを交わす。
 それは挨拶の軽いものなどではなく、舌を絡めて唾液を交換する濃厚なものだった。
 お互いの粘膜を堪能し、透明な糸を引きながら舌を離すと見つめあうふたり。その瞳は熱く潤み、吐息が熱をもっていく様はまるで恋人のようであった。

「はー、はーッ、もう僕は我慢できないよ、紅羽」
「うん、私も凄く濡れてきちゃって、もうダメかも」
「じゃぁ、はじめようか」

 頷きあうふたり視線は足元へと向けられる。スリッパ―の底が埋まるほどのフカフカの絨毯の上、ひとりの女性が意識を失って倒れていた。
 彼女の名は、新垣 玲華(にいがき れいか)。姉弟の家庭教師として両親が招いた女子大生だった。
 有名大学で首席をつとめるほどの才媛である玲華。その容姿もまた一級品であるのが、彼女が選ばれた理由でもあった。
 栗色のボブカットの似合う小顔に、鼻筋の通った美貌の持ち主で、勝ち気そうなアーモンド型の目とやや太めの眉が特徴的だ。
 化粧はほとんどしていないナチュラルメイクなのに、きめ細かな肌は赤子の肌のように滑らかで、薄くピンクに塗られた艶のある唇、その合間からみえる白い歯がなんとも色っぽい。
 プロポーションも見事なもので、薄水色のブラウス越しの胸の膨らみにキュッと括れたウェスト、黒いタイトスカートから伸びる黒タイツの長い美脚へと綺麗な曲線美を描いていた。
 ふたりは顔を見合わせて満足そうに頷くと、彼女の着ている服を脱がしにかかる。
 紅羽が首もとのリボンをほどいてブラウスのボタンを外していけば、蒼馬がタイトスカートのフックを外してズリ下げて脱がしていく。
 そうしてキャミソールと黒のストッキング姿へと剥かれて更に色気を増した獲物の姿に、二対の目が爛々と光るのだった。

「うぅん……」

 玲華が悩ましげな声をあげて、眉根にシワをよせる。飲み物に混ぜた睡眠薬の効果が切れかかっているようだった。
 だが、開業医をしている養父の仕事場から薬を入手して、何度も実験しているふたりは慌てる素振りもみせない。
 協力して上体を起こしてキャミソールを脱がせると、ストッキングをクルクルと巻き取りながら長い脚から抜き取ってしまう。
 レースを贅沢に施した高級そうな肌触りの下着はライトブルーで揃えられており、股間のレース越しの黒い茂みも透けて見える。
 着やせして見えるのか胸の谷間ができるほどのボリュームは嬉しい誤算で、蒼馬はその弾力を確かめるようの両手で揉んでみた。

「凄いや、この大きさでこの張り具合は、今までで一番かも知れないよ」
「もー、蒼馬ったら、あとで好きなように出来るのよ」
「あぁ、ゴメンよ。それじゃぁ、ベッドに連れていこうか」

 ふたりで玲華の身体を抱えあげると人気のない廊下を通って寝室へと運んでいく。
 遮光カーテンのひかれた寝室は、間接照明の淡い光が灯っていた。そこにあるダブルベッドの上へと玲華をのせ上げる。
 ベッドにはシーツの代わりに薄いゴムシートが被せられており、黒いベッドの上に下着姿の白い肌が映えて見えた。
 紅羽が彼女の位置を調整している間に、蒼馬がクローゼットから黒革の鞄を運んできた。
 それは本来の家庭教師である灰原が用意してくれたもので、中には様々な拘束具や女を責める淫具がギッシリと詰まっているのだった。

「今回は、コレを使おうかな」
「いいわね、じゃぁ私はコレね」

 それぞれまるで遊び道具を選ぶように楽しげに中身を選んでいく。それを玲華の身体へと装着していくのだった。
 まずは首にU字金具のついた赤革の首輪をはめると、喉元の位置で小さな銀色の南京錠でロックする。

――カキンッ

 小気味良い金属音にふたりは笑みを浮かべると、首輪から伸びる鎖を枕側の壁に打ち込んである金具へと繋ぎ止める。
 続いてベッドの脚に鎖で繋げてある枷を四肢に装着していく。
 手首、足首と首輪とお揃いの赤革の枷が巻かれて、ギチギチと締め上げるとこれも南京錠でロックしていった。

――カキン……カキンッ

 更にお尻の下のクッションを押し込んで腰を浮かせると、太股にも麻縄を巻き付けてガニ股になるほど厳しく開脚に固定していく。
 拘束が進むにしたがい徐々に笑みを深めていく姉弟。彼らによって美貌の女子大生はベッドの上に大の字のポーズに拘束されていった。

「ふーッ、これでもうもう逃げられないね」

 ゴムボール握らせた手に小さな革袋を被せおえると、ふたりして成果を見下ろす。

「でも、このポーズ……美人でもガニ股姿は無様よね」
「あはは、その方が屈辱的でいいじゃん。さぁ、仕上げをしようよ」

 紅羽が黒革の全頭マスクを手に取ると、蒼馬が持ち上げる玲華の頭部に被せていく。
 スッポリと顔面を覆うように装着すると鼻孔の位置をあわせる。そして綺麗な髪を押し込みながら後頭部の編み上げの紐を締め上げていき、開口部を閉めていった。
 ピッタリと隙間なく肌に張り付くマスク、その目元と口には大きな穴が空いているので長い睫毛の閉じられた瞼と、わずかに開いて白い歯を見せる口元が見える。
 だが、それ以外は黒革に覆われて人相も識別できない。

「もぅ、折角の美貌なのに台無しね」
「でも、こうやって個性を剥ぎ取っていく過程ってドキドキするよね」

 今度は蒼馬がフェイスクラッチマスクを手に取った。口元に金属のリング穴のある開口具で、ヘッドギア状のハーネスがガッチリ固定できるタイプだ。
 気を失っている玲華の下顎を掴んで口を開けさせると金属筒部分を噛ませていく。小さな口の玲華では限界近くまで大口を開かせる必要があり、意外に苦労することになった。金属筒を根元まで口腔に押し込めると幅広のベルト部分で顔下を覆うように後頭部で締め上げた。
 残るハーネスも慎重に調整して、顎下、頭頂、側頭部とそれそれのベルトを外れぬように締め付けていって、その下の全頭マスクの締め付けを更に増していった。
 口の位置に存在する浴槽の栓のような金具。まるで口を無機質な部品へと化してしまうこの開口具を蒼馬は気に入っていた。
 穴から見えるヌメ光るピンクの口腔、それを無様にさらしても、自分の意思で閉じることも出来ないのだ。
 人間は口が閉じられぬと自然と舌が突き出される。それがまるで牝犬のようで、より無様さを感じられてゾクゾクっと昏い快感に背筋を震わせる。

「もぅ、愉しむのは後よ」

 苦笑いを浮かべた姉の紅羽が、その穴もゴム栓を押し込んで塞いでしまう。
 栓にはチューブが繋がっており、内側には萎んだ風船のような黒い物体が外側にはポンプの球体がついていた。
 舌の上にのるように風船部分をリング穴から口腔へと押し込んでいく。そして栓を捻るとカチリとリング部分とロックするとポンプの球体を握りつぶす。

ーーシュコーッ……シュコーッ……

 空気が送り込まれて口の中でもバルーンが膨らんでいく。それは口腔を埋め尽くして頬が膨らむほどにパンパンに張ると、舌も押さえ込んでその自由すら奪うのだった。

「チェッ、もぅ、わかったよ……呼吸は……うん、大丈夫だね」

 鼻の位置に空いた小さな穴から呼吸できているのを確認した蒼馬は、最後に手にしたのはゴーグル型のモニターだった。
 個人携帯できる最小シアターなど謳われていた品で、目元を覆ったモニターで視界全面に映像を投射するものだ。
 それで頭部で唯一露出を残して目元に装着する。バンドでしっかりと固定すると耳に付属のイヤホンを押し込んでいく。そうして玲華の頭部は完全に器具によって覆われてしまったのだった。
 大の字に拘束された素肌をさらす下着姿のボディと真っ黒に覆われた頭部とギャップが激しいなんとも奇妙な光景であった。

「ん、んん……」

 玲華が苦しげに呻きをあげた。締め付ける頭部の圧迫感と息苦しさに頭を揺する。その頻度が次第に多くなっていくそれが彼女の覚醒が近いことを示唆していた。
 
 その光景を椅子に座って見つめていた姉弟だったが、昂る興奮を抑えられなくなったふたりは、唇を重ねて舌を絡ませるとお互いの股間をまさぐり始めるのだった。


闇夜の校内調教ゲーム

会話文第2弾として書いてあったものを、どうせなのでアップしておきます。

不良生徒たちに絡まれるの図・・・といったところですが、エロないです(苦笑)。

改変で設定も変わったので、このまま使う事はないかと思います。


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『闇夜の校内調教ゲーム』

「チースッ」
「ん、なんだ? お前らの担当の山岸先生なら職員室の方に……」
「いやいや、俺ら優華ちゃんに用事なのよ」
「そーそー」
「…………勉強を聞きにきたって訳ではなさそうね。もし馬鹿な事を考えてるのなら、私が大声出せば、すぐに他の準備室にいる先生方が駆けつけてくるわよ?」
「おー、こえ、こえッ、そう言いながら助けを呼ばないでバトルする気満々じゃん。勘弁してくれよッ、俺ら4人じゃ束になっても勝てねぇのは、もぅ経験済みだからよ」
「なら、なんの用? 用がないなら、さっさと出て行ってッ」
「へへ、つれないねぇ」
「ま、その強気なところもイイんだけどなぁ」
「そうそう、そういう女、俺大好物ッ」
「んじゃまぁ、まずはコレを見てくれよ」
「…………写真?…………って、これはッ!?」
「おッ、その反応はやっぱりその女、優華ちゃんなんだ。相手の男はよくわかんなかったけど、俺ら優華ちゃんだってピンときたぜッ」
「…………」
「おやダンマリ? でもねぇ、優華ちゃんってホントわかりやすいなぁ。はは、嘘をつけないタイプだよなぁ」
「しかし、真面目そうな優華ちゃんに露出プレイの趣味があるとわねぇ。しかもSMとは恐れ入ったぜ」
「しかもマゾだったなんて、僕ちゃん大ショック」
「ぎゃはは、俺なんて趣味が合いそうで逆に惚れなおしちまったけどなぁ、へへ、実は学校でもプレイしてたりしてなぁ?」
「――ッ!?」
「あれ、ビクッとした? なぁ、今、ビクッとしたよなぁ?」
「おいおい、まじかよぉ」
「ちょっと、そのスカートの中を見せてみろよッ」
「い、いやよッ、止めなさい、お、大声をだすわよッ!!」
「いいぜッ、呼べるもんなら呼んでみろよッ」
「手、手を放しなさいッ、ひッ、や、だ、だめよぉッ」
「おいおい、すげぇ慌てっぷりだなぁ」
「こりゃ、マジでか?」
「じゃぁ、スカートの中身を拝見しちゃおうかな」
「チッ、焦らせるなよ、早く見せろよッ」
「い、いや、やめて…………お願い…………」
「嫌だねッ、ずっと俺ら、優華のこと狙ってたんだからよ」
「あぁ、ホントだぜ? アンタを見るたびにトイレで抜いてだぐらいだぜ」
「へへ、でもよぉ、今日から優華が俺らの肉便器だぜ? 穴という穴を犯しぬいてやるからなぁ…………って、なに固まってるんだよ」
「…………だ、だってよぉ」
「たっくなにグズグズしてる……ん……だ…………なんじゃこりゃッ!?」
「金属製の……ふんどしか?」
「ばかッ、ちげぇよ。こりゃ、貞操帯ってやつだ」
「クソッ、カギが掛かってやがるッ」
「おい、優華ッ、早くカギを出しやがれッ!!」
「…………無駄よ」
「なにぃ?」
「だって私も持ってないから、自分でも開けられないもの」
「ふ、ふざけんなッ!!」
「いってぇ、誰がカギを持ってやがるんだよッ!!」
「……俺だよ」
「――ッ!?」
「なッ、てめぇは……おい、早くカギを……よこ……せ……あぁッ!!」
「おいおい、こいつって、確か親が……」
「ゲッ、やべぇヤツじゃんかよッ」
「ま、まさか、写真の男って……こいつ……」
「あぁ、俺だよ。チッ、まさか学園内で俺の女に手を出す馬鹿がまだいるとはなぁ」
「あ、いやいやいや、知らなかったんッス」
「ご、誤解……誤解ですよぉ」
「じょ、じょうだんッスよ、すいやせんでしたッ」
「すぐ消えるんで、勘弁してくださいよぉ」
「……なら全て忘れて、今すぐ俺の目の前から消えろッ!!」
「ひぃぃッ、わ、わかりました」
「し、失礼しやすッ」
「すみませんでしたー」
「ま、まってくれよー」
「…………ふーッ…………大丈夫か? たっく、油断しすぎだぜ」
「なッ!? だ、誰のせいでこんな目にあったと…………」
「すまん」
「なッ…………な、なに、素直に謝ってるのよッ!!」
「あぁ、一応俺なりのケジメってヤツだよ」
「もぅ、そういうところは律儀なんだから」
「ま、それはそれとして……俺を待ちぼうけさせたバカな肉便器にも、ケジメをつけてもらおうか」
「……え……えぇ!? だ、だってそれは……」
「それはそれだな。言い訳なんて見苦しいぜ、優華先生」
「くッ、あぁ、もぅいいわよッ!! 罰を受ければいいんでしょッ」
「はは、流石は優華先生だ、思いっきりが良くって、俺は大好きだぜ」
「――なッ!? こ、こどものくせに、生言ってるんじゃないわよッ」
「はは、そんなガキの俺に今夜も好き勝手されて、これから数えられないぐらいイキ狂わせられるんだぜ? 今、無性にむしゃくしゃしてるからな、今夜は覚悟しろよなッ」
「そ、それって……ただの八つ当た…………あぁン、バイブを動かしちゃ……だめぇ」
「おら行くぞッ、とっととついてこいよッ」
「痛ッ、あぁン、お尻をぶたないでぇッ」
「はは、すっかりマゾスイッチが入ってるくせによ。さーて、今夜もゲームをはじめるとしようか。俺好みに躾てやるからな、優華先生ッ」


月下の野外調教ゲーム

ちょっと実験を兼ねて、はじめて会話文など書いてみたので、アップしてみます。

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『月下の野外調教ゲーム』

「ふーぅ、今夜は満月が綺麗だなぁ、なぁ、優華(ゆうか)先生」
「ふ、ぐぅ、うぐ……」
「あぁ、悪い悪い、口いっぱいに俺のを咥えてたら、喋れないよなぁ」
「ふはぁ、ごほ、ごほッ……」
「まったく、学園の生徒たちが憧れる知的で美人の優華先生が、オッパイやオマ×コ丸出しの露出狂マゾ女みたいな恰好で外を出歩いて、しかも生徒のチ×ポを美味しそうに咥えてるって知ったら、みんな卒倒するだろうなぁ」
「くッ、私を裸にひんむいて拘束具姿にしたのは誰なのよッ」
「そんな睨みつけても、バイブを2本も咥えて物欲しそうに腰ふってたら様にならないぜ。まったく、太ももまでビチャビチャじゃん、婚約者が海外出張中だからってタメすぎじゃないの?」
「う 、うるさいッ。か、浣腸なんかするから、も、もぅ限界なのよッ」
「あー、ダメダメ、ちゃんと口で俺のザーメンをゴックンするまでが勝負って約束じゃん。出来たらトイレ行っていいけど、それまでは、ぜってぇ首輪の鎖は手放さないからなッ」
「そ、そんな……」
「顔見知りに会わねえように郊外の森林公園まで出向いて、わざわざ人気のない奥まで歩いて来たんだ、気にせずそこでタレ流しちまえよッ」
「ば、ばか言わないで……いや、カメラで撮らないでッ」
「ならとっとと俺のを咥えて、頑張って搾り取れよッ」
「うぐッ、ぐ、うぐぅぅ……」
「そうそう、上手くなったじゃん。恋人のですら口にした事がないって、最初は喉奥突かれただけで泣いてばっかりで苦労させられたけど、もういっぱしの肉便器じゃんか」
「うぐ……うふ……うむ……」
「くーッ、俺の気持ちいいところをしっかり刺激してきて、もぅ俺のチ×ポへの奉仕もバッチシだなぁ。上目使いで睨んでくる優華の口マンコ最高だぜ」
「うふ、ぐッ、ふぐッ、んぐッ」
「おッ、お、お、やべッ、油断した。チッ、イッちまいそうだ」
「ふッ、ぐッ、うぐッ、ふぅッ」
「くッ、ちくしょう、だ、だすぞッ、溢さず飲めよッ!! うぉぉッ」
「――んぐぅッ!? ぐぅ……うぐぅぅ」
「…………ふーッ…………チッ、負けちまった。あーあー、約束だからしょうがねぇか…………ほら、カメラに記録してた調教データを消すぜッ…………ほらよ、確認しろよ」
「はぁ、はぁ、バックアップしてた……なんて後で言ったら蹴り倒すからねッ!!」
「ねぇよ、優華の空手の腕前は身をもって経験してるからな。嘘だけは言わねぇよ」
「い、いいわ。今は信用してあげる。だ、だから、早くッ!!」
「あぁ、わかってるってッ、ほれ首輪の鎖は手放したぜ。早くいけよッ」
「なッ!? この後手の拘束も解きなさいよッ!!」
「わりぃ、わりぃ、南京錠のカギなぁ…………バイクに付けたまま、忘れて来ちまったみたいだ」
「…………え? ふ、ふざけ……」
「ちなみに一番近いトイレは、駐車した場所のすぐ脇な。こっからだと20分ちかく、かかるだろうなぁ」
「…………は、はめたわね」
「ははは、俺は嘘は言ってないぜ。さーて、そんなもんがケツに入ってたら出せねぇだろ?」
「あ、だめッ……いや、い……今抜かれたら、だめよ……あぁぁッ」
「ちょうどカメラもあるし、しっかり撮らせてもらうぜ。ブリブリとその綺麗なケツからウンチをタレ流すところをなッ」
「あ、あぁん……む、むりよ……トイレまでなんて耐えられない……」
「おーおー、プルプルいっちゃって」
「いや……いやぁ……だめなの……」
「遠慮せずに、出しちまいなよ。ほら、サービスで前のバイブを動かしてやるよ」
「ヒッ!? や、やめ……そんなの、耐えられないよ」
「ほら、ほら、限界なんだろう? カメラでくまなく撮ってやるからよ、遠慮するなってッ」
「いやぁぁぁぁ、も、もう、だ、だめぇぇぇ、撮らないでぇぇッ!!」
「ははは、すげー勢いだな」
「いやーッ、いやぁぁぁッ」
「あー、あー、随分と溜め込んでたんだなぁ、くっせー、くせーッ」
「わぁぁぁぁ、いやぁぁぁ、止まらないのぉぉッ」
「おいおい、ヒリ出しながらクイクイと腰を振ってやがる、そんなに気持ちいいのかよ」
「あ……あ、あぁ……そんな……くぅぅ、だめぇなのにぃぃぃッ」
「まったく、ヨダレまでたらしてやがって……やっぱ優華は、根は好きもんなんだな」
「ち、ちが……あぁぁン……」
「説得力ねぇよ。まッ、どっちにしてもこれからもミッチリ調教して、俺から離れられないようにしてやるよ。いきなり脇からでてきた優男なんかに、ぜってぇやらねぇからなッ。俺だけのモノにしてやるから覚悟しておけよな、優華姉ちゃん」

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ヒロインの優華さんが、実姉なのか従姉なのか、それとも近所の幼馴染のお姉さんなのかは、ご自由に設定してお読み下さいませ(笑)。

女記者モノ・・・

相互リンクしていただいた『絵ろ本問屋 かおす亭本舗』のエル・カオス様のイラストを拝見して、なんとなく冒頭だけ試し書きをしてみました。
失踪した親友を探す女記者・・・といった感じでしょうか。

こうして、中途半端に書き散らしては、なかなか形にならない今日この頃です(汗)。


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●女記者モノ

「ほ、本当ですかッ!?」
「……あぁ、確かだ」

 頷く俺の姿に、それまで強張っている目の前の美女の表情が、驚きに変わり、すぐに喜びへと変わっていった。
 スーツスカート姿の凛としたショートカットの美女、年は20代後半か、左手の薬指に光る指輪から人妻である可能性がある。
 受け取った名刺には、大手出版社の名が記されており、きびきびした動作からさぞかし出来る記者さんなのだろう。
 更に、武道をする者特有の隙のなさで、美しさの中にどこか冷たい雰囲気すら漂わせていた。だが、今は喜びの表情を浮かべている姿は、とても可愛らしく魅力的に映った。 

(……櫻坂 葵(さくらざか あおい)ねぇ)

 俺が名刺に記載された名前と渡された問題の人物のうつった写真を確認しつつ、その美貌を上目使いで値踏みする。それに気づいた女は、表情を改めると、再び心の鎧をまとい始めた。
 場末のバー、そのカウンター隅を占拠していた情報屋の俺の元に、この女が訪ねてきたのは深夜近かった。散々、俺を求めてこの界隈を探し回ったのだろう、僅かに疲れた様子が伺える。

「それで、彼女は……」
「おっと、ストップッ!!」
「……え?」

 無防備に話を続けようとする彼女を俺は制すると、カウンターの向こうにいるマスターに目配せする。すると、彼は黙って頷くと顎で奥を指し示した。

「黙って付いてきなッ」
「な、なにを……」

 まるでトイレにでも行くかのような素振りで俺はふらっと立ち上がり、店の奥へと進む。そのまま裏の勝手口から出て、狭い路地裏を速足で歩き出す。それに戸惑いを表情を浮かべながらも、女は俺の様子から黙って付いてきた。
 狭い路地を何度も曲がり、追跡者がいないを確認すると、俺はようやく歩みスピードを落とす。

「まったく、無防備にその名を口にするな。不用心すぎるぜアンタは」
「な、なにを言って……」
「アンタ、つけられてたぜ」
「……えッ?」

 今更、慌てて背後を振り返る女の様子に、俺は苦笑いを浮かべた。



 この女が口に出したのは、失踪した親友の名だという。
 テレビや週刊誌でも時々見かけていた有名な美人ライターで、ある日突然一家共々姿を消したと騒がれた。もちろん、有名人の失踪ともなれば警察も捜査に乗り出したのだが、この半年で目ぼしい進展がないのは俺の耳に入っていた。
 
(そんな状態に我慢ならず、自らの足でも調べようとは……ねぇ)

 その後、顔馴染みの店の従業員部屋でようやく一息つき、事の詳細を聞いた俺は、目の前の女の無鉄砲さに内心で呆れていた。
 その当人は、小さなテーブルを挟んで座り、俺が店員に頼んで作ってもらった気付けのピンク色の泡立つカクテルを口にしている。
 念の為に、あれから更に2人して街中を適当に歩き回った為、喉が渇いていたのだろう。グイグイといいペースでグラスの中身を飲み干した。

「これ……変わった味ねぇ」
「この店のオリジナルだが、口に合わねぇか?」
「……いいえ、ただ、歩き回ったからかアルコールのまわりが早いみたい。お水でも貰えるかしら?」

 女はほんのりと肌をピンク色に染めている。それを確認して俺は肩を竦めると、勝手知ったる冷蔵庫からミネラルウォーターのペットボトルを取り出して差し出した。
 先の一件で、俺に対する警戒心が少しだけ薄れたのだろう。礼の言葉と共にそれを受け取ると、女は僅かに口元を綻ばせる。

「アンタ、見かけによらず無鉄砲だなぁ」
「やっぱり、彼女の事……知ってるのね?」
「あぁ、知ってる。彼女に情報提供してたのは俺だしな。だが、一度だけ忠告しておいてやる。このまま、そのドアから出て日常に戻りな。今だったらまだ間に合うぜッ」

 裏手のドアを指さす俺に、女は黙って見上げている。だた、その瞳に迷いの様子はなかった。

「ふぅ、やれやれ、アンタも彼女に負けず頑固だなぁ」
「『狙った特ダネには喰い付いて離れない!!』それが私と彼女の信条だったから、だから、私は何があってもこの件から降りないわッ」
 
 ボリボリと首の後ろを掻く俺に、女はキッパリと断言する。
 そのテコでも動かなさそうな様子に、かつての彼女を重ねて、俺はため息をついた。

「俺が彼女の依頼で連れて行った所までなら案内ができるが……それには条件が一つある」
「お金なら、ここに……」
「あ、あぁ。それは迷惑料として貰っておく。だが、正直、これから行く所は、やべぇ所だ。女のアンタを連れて行くには危険が多すぎる場所だ」

 俺の言葉の意味を、女は理解したのだろう。表情を強張らせ、グッと膝の上に置いていた拳を握りしめる。それでも、女はその意思を曲げることなく、ゆっくりと口を開く。

「……その条件とは、なんですか?」
「アンタを守るためにも、アンタには、俺のモノであるフリをしてもらいたい。その為には、俺のいう事には、なんでも従って見せる必要があるんだが……」
「貴方の……女のフリをしろと?」

 表情を険しくする女に対し、俺は首を振って応える。

「いいや、男に媚ふる雌奴隷だ。アンタの親友が最後に追っていたのは、麻薬と雌奴隷に堕とした女を売買するシンジゲートなんだよ」

 その俺の言葉に、目の前の女は目を見開くと、グッと唇を噛みしめ、押し黙った。

プロフィール

久遠 真人

Author:久遠 真人
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 ここは久遠 真人が主催するSM小説サイト『HEAVEN'S DOOR』の雑記帳的な位置づけのブログです。

 お戻りになる際は、右の【リンク】『HEAVEN’S DOOR』をクリックして下さい。

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